晩秋の情景 -自然公園蓮池-
2008年 12月 01日
紅葉を楽しむ行楽の方々で賑わう池の
反対側に行くと 散策する人もまばらで
聞こえてくるのは
野鳥の鳴き声や 風が木々を揺らす音だけ。
そんな静寂の中で この蓮池に出会えた。
たおやかな花が 咲く季節には
多分 こちら側が 賑わっていたんだろうな。
今は 水上部分はほとんど枯れて
ジョウロの先のよなハチスも
力なく 頭を垂れている。
時折吹く 風だけが
ゆらゆらと揺らす水面は
白っぽく澱んでいて
まるで そこだけ
時が止まってしまったように見える。
モミジやカエデの 華やかな秋色の競演に
浮き立っていた心が
この光景を見た瞬間に シン・・・っと静まった。
しばらくは 金縛りにでもあったように
立ちすくんだまま
写真を撮ることも忘れて 見入っていた。
いや。魅入られたよに 動けなかった。
華やかでもたおやかでもなく
明るくも優しくもない。
でも・・・私の心をわしづかみにした
蓮池の晩秋の情景。。。
先日、お友達のブログでも 蓮池のことを
記事にされていたのを読ませていただいたが
枯れ果てて 時が止まったよな雰囲気漂う蓮池にも
次の季節を待ち じっと養分を蓄えながら
長く冷たい冬を過ごす命の根が 静かに息づいている。
自然公園を 四季を通して散策していると
植物たちの さまざまな営みに出会う。
花たちが咲き乱れる 華やかな光景だけではなく
儚げだったり たくましかったり
寂しげだったり 楽しげだったり
守ってあげたくなるほど 小さかったり
圧倒されてしまうほど 雄大だったり
ほんとにたくさんの 表情に出会うことが出来る。
黙々と ただひとつの目的にために
毎年毎年繰り返される
したたかでしなやかな命の営み。
どの瞬間にも 心が震えるよな
生きるものたちの 輝きと美しさを感じる。
あ。^^。 文章おおげさなわりに
あんま説得力のない写真だったら・・・すみませ~ん^^。
夜中の文章なので ちょっと浸っちゃったかも^^。あは
by kusukusukusu_222
| 2008-12-01 23:55
| Autumn